2021年12月17日記事再掲
縁起~私たちはどこかでつながっている~
孤独に苛まれていませんか?
こんばんは。
眠れないあなたに向けたメッセージ。
夜の静けさは孤独の波を呼び寄せて、漠然とした不安に襲われる。そんな日々と戦っている方も多いのではないでしょうか。
夜の時間が永遠に続くように長く感じたり、終わりのないトンネルが続くように思えてしまう。そんな風に感じて、孤独に苛まれた日々が私にもありました。
孤立が孤独を感じさせる
夜は喧騒がなく、自分が世界でポツンと孤立しているように感じてしまい、孤独に苛まれてしまうのかなと、あの頃を振り返るとそう感じます。
イヤホンで音楽を聴き、寂しさや不安を紛らわせていました。
明けない夜はないということを何度も何度も自分に言い聞かせて、何とかやり過ごす日が多かったように思います。
孤立するということ
孤立していることに孤独を感じていたあの日々、療養中に家で暇に苦しみ夜を恐れたあの日々。
あの日々を抜け出せたきっかけは”人との繋がり”だったんだな。と今思います。
外に出れず孤立している・家に居場所がなく孤立している、コロナ渦で孤立している。
色々な孤立が孤独を呼び寄せますが、本当に何事からも孤立していることはないんだということに気が付きました。
私の場合、サポートしてくれた家族が一番近くにいてくれたこと、家族が寝静まった後には付き合ってくれるLINEグループの仲間がいたことが、あの日の夜をやり過ごし、だんだんと不安に襲われることがなくなっていった大きな要因ではないかと思います。
繋がっている安心
日々の中で人と繋がっていることに気づき、自分は孤立していないということを感じると、夜が怖くなくなっていきました。
繋がっていることで安心できたのかなと思います。
「縁起」
仏教の言葉に「縁起」という言葉があります。
縁起というのは、縁(よ)って起こる、つまりいかなるものも孤立して存在しているのではない、お互いに影響しあって成立しているというのです
中村 元,「温かなこころ―東洋の理想 」,春秋社,2012/7
私たちはモノや人と影響しあって成立しているということです。
自分で孤立したように思えても、どこからか必ず繋がりや支えが届いていることに気づいてください。
インターネットでも人と人との繋がり
私の記事を読んでいただいているあなたと私ももうすでにそこには縁があります。膨大にあるインターネットの記事から、このページに来てここまで読んでくださったのですから。
繋がりからやさしさに触れる
繋がりを大切にしていくと、そこにはやさしさが生まれるように思います。
求めることだけでなく与えることが楽しくなります。
私はだんだん怖かった夜が自分一人の大切な時間に思えてくるようになりました。
まとめ
私たちはどこかでつながっています。あなたはひとりじゃありません。
ふとしたことから芽生えたり、そこにあっても気が付かなかった繋がりを大切にして、「孤立で孤独」という状態から抜け出せるといいなと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
今振り返ってみて
あの記事から始まった歩み
あの記事を書いた夜のことを、今でも覚えています。
私は静けさの中にいました。
孤独や不安を抱えている誰かに届いてほしい 。
けれど、書いている文章は同時に、過去の自分へ向けた手紙でもありました。
あの頃、私はまだ「つながり」の力をうまく言葉にできませんでした。
ただ、夜が怖くなくなったきっかけが、人とのつながりだったことだけは確かに分かっていた。
家族や、深夜にLINEで返事をくれる仲間の存在が、どれだけ自分を支えてくれたか。
それを伝えたくて、「縁起」という言葉を引用しました。
たとえ孤立しているように見えても、必ずどこかで誰かと影響し合っている。
その確信は、今の私にとっても揺るぎません。
そして今、GoodHeartLinksを立ち上げ、多くの仲間と共に歩んでいます。
当時は想像もしなかった形で、「つながり」が私の人生の軸になりました。
記事を書いていたあの日の自分に、私はこう伝えたい。
「その想いは間違っていない。その種は、これからもっと多くの人と出会って芽吹いていく」と。
読み返して思うのは、あの記事は私にとって始まりの鐘だったということです。
一人で夜を越えるしかないと思っていた私が、見えない糸の存在を信じられるようになった瞬間。
そして、その糸が今ではたくさんの人と交差し、網のように広がっている。
あの頃の孤独は、決して無駄ではありませんでした。
これからも、孤独の中にいる誰かへ向けて、この糸をそっと差し出していきたいです。
その先にどんな出会いが待っているのか、楽しみにしながら。
最後に
ここまで読んでくださってありがとうございます。
もし少しでも共感していただけたら、記事への「スキ」やフォロー、活動の応援をしていただけると、とても励みになります。
これからも、あなたとつながれることを願っています。